Si j'avais au moins... / Mylène Farmer



  せめてもう一度…

 悲痛を 抱えた
 ことのない人に
 時間は 足早
 過ぎ去るのでしょう
 時の針は 遅く
 雪も 風の日にも
 いつでも つきまとい 告げます
 あなたは いないと
 何処にいても

 春の 儚さを
 そして 喪失を
 知らない人には
 わからない痛み
 私は つきはてて、すべてに
 神も、憎しみにも、背を向け
 誇れるものもなく、さながら
 哀しみそのもの…
 暗闇そのもの なのです

 せめて私が もう一度
 あなたの顔を 見ていたら
 遠くからでも 幽(かす)かでも
 翳(かげ)に気づいて いたのなら
 それでも
 再び 目覚める者へと
「希望」は 託されるのです
 そのため 血を流そうとも
 この世で もう会えなくとも、そう信じましょう
 だから 私は ここにいるのです
 片羽が 死を告げていても
 だからもう 動かないのです
 あなたの心は…

 私の 悪魔が
 牙を 剥き出して
 引き裂いてしまう
 細すぎる 声は
 献身的だった
 私の 天使たち
 そして今 見知らぬ 私が
 迷い道の中
 暗闇に 寄り添うのです

 せめて私が もう一度
 あなたの顔を 見ていたら
 遠くからでも 幽(かす)かでも
 翳(かげ)に気づいて いたのなら
 それでも
 再び 目覚める者へと
「希望」は 託されるのです
 そのため 血を流そうとも
 この世で もう会えなくとも、そう信じましょう
 だから 私は ここにいるのです
 片羽が 死を告げていても
 だからもう 動かないのです
 あなたの心は…

 せめて私が もう一度
 あなたの顔を 見ていたら
 遠くからでも 幽(かす)かでも
 翳(かげ)に気づいて いたのなら
 それでも
 再び 目覚める者へと
「希望」は 託されるのです
 そのため 血を流そうとも
 この世で もう会えなくとも、そう信じましょう
 だから 私は ここにいるのです
 片羽が 死を告げていても
 だからもう 動かないのです
 あなたの心は…

         (2009 年 4 月 訳了)


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