Hôtel Normandy / Patricia Kaas(1993)



  ホテル・ノルマンディー

 もうじきヨットが 海にあふれて
 サマーセーターに 砂が舞い込み
 そうして風が、風が秋を告げ
 そうして時の、時の鐘が鳴る

 もうじき子どもが 浜に群がり
 灼けつく陽射しを 夕立ちが追い
 ふたりは過ぎた時を 懐かしみ
 年老いた犬 そっと撫でるのよ

 ふたりの愛へと 残されるのは
 夜明けの薄紫(モーヴ)に 染まった部屋と
 あなたが私にくれた ささやき
 ホテル・ノルマンディー
 ふたりの歴史に 刻まれるのは
 ロックのギターと 黒いピアノと
 幻影の中の デヴィッド・ボウイ
 ホテル・ノルマンディー

 いつか定番の リムジンに乗り
 ゴールドディスク 棚に並べても
 私は毎朝、散歩に出るわ
 防波堤へと 夜が明ける頃

 波はその時も 褪せぬ魔法で
 昔のままの 切なさを運ぶ
 そこには大人の 憂いがあるわね
 そうして時の、時の鐘が鳴る

 ふたりの愛へと 残されるのは
 夜明けの薄紫(モーヴ)に 染まった部屋と
 あなたが私にくれた ささやき
 ホテル・ノルマンディー
 ふたりの歴史に 刻まれるのは
 ロックのギターと 黒いピアノと
 幻影の中の デヴィッド・ボウイ
 ホテル・ノルマンディー

 ふたりの愛へと 残されるのは
 夜明けの薄紫(モーヴ)に 染まった部屋と
 あなたが私にくれた ささやき
 ホテル・ノルマンディー
 ふたりの歴史に 刻まれるのは
 ロックのギターと 黒いピアノと
 幻影の中の デヴィッド・ボウイ
 ホテル・ノルマンディー

         (2005 年 12 月 訳了)


関連記事
スポンサーサイト

comment

post comment

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackback

trackbackURL:http://fairelabombe.blog.fc2.com/tb.php/133-68aa339b